上から読んでもワイン王国、下から読んでも？

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それだけに品質を見定める必要性も増すわけですが、当価格帯の代表として見過ごせぬ一つがハーン。

揺ぎ無きコスパ生産者のハーンによる最たるお値打ち品がサイクルズグラディエーターであり、国内外の随所で賞賛される「折り紙付きの安・旨ワイン」です。

《サイクルズグラディエーター》 カベルネソーヴィニヨン "カリフォルニア"● 当価格帯では異例の「新樽比率65%のフレンチオーク」採用濃密なブラックチェリーのアロマ際立つ深い紫色。

プラムやコーラ、杉の木の軽やかなアクセントを伴うアメリカンチェリーの香りが最初から最後まで持続します。

重厚なタンニンの骨格が隅々まで感じられるたくましく力強いワインです。

【相性の好い料理】 焼き目のある牛肉料理 《サイクルズグラディエーター》 シャルドネ "カリフォルニア"● 「一個人」2年連続優勝オークの使い方が巧みであり、果実味とのバランスに秀でます。

グラスを回せば洋ナシやネクタリンの風味が溢れ出し、口に含めば青リンゴの酸味とアプリコットのニュアンス。

トーストやバターの香に支配されることはありません。

爽やかな酸が杏子や桃の後味にバランスを与え、清潔感のある余韻を残します。

【相性の好い料理】 クリームソースを用いた海老や甲殻類料理｜脂の乗る白魚 《サイクルズグラディエーター》 ピノノワール "カリフォルニア" ● ワイン王国選「3000円以下のお値打ちピノ」最高ランク4つ星生き生きとした果実味を持ち味とするフレッシュ＆ジューシーなピノ。

チェリーのアロマ溢れるまろやか口当たりはビギナーにも“難しさ”を要さず、飲み疲れを招きません。

タンニンは軽やかかつスムースであり、余韻にはオークの杉とバニラを始めとする繊細な香りが感じられます。

【相性の好い料理】 マグロのカルパッチョ｜トマトソース系ロールキャベツ 《サイクルズグラディエーター》 ピノグリージョ "カリフォルニア" ● 溌剌とした新鮮なフルーツの香り。

夏の食前酒としても♪

ワインにとって生命線の一つがアロマ。

当価格帯にもアロマが備わらぬ駄モノが出回りますが、梨やリンゴなど木成り果実の花、レモンやオレンジ様の香りを豊かに楽しませてくれます。

また、のど越しが軽快であってもシャバシャバスカスカに陥らず、コクに快活な酸が加わりクリーンな後味がもたらされています。

【相性の好い料理】 コクのある冷製パスタ｜白身魚の香草焼き 《サイクルズグラディエーター》 シラー "カリフォルニア"● 「おうちでジビエ」が気楽な今だからこそ重宝する中重シラー天でも業務用ジビエが簡単に買える今。

自宅に居ながらにして贅沢な食卓を演出するならシラーも添えたいところです。

深淵な色調に従い、ブルーベリー、煙草の葉、エスプレッソ、スパイス、ドライハーブの香りが強く口中で弾けます。

しっかりとした果実味に柔らかなタンニンと程よい酸味が飲み手を限定させません。

【相性の好い料理】 野禽料理｜鴨やリブ肉のBBQ 《サイクルズグラディエーター》 ジンファンデル "カリフォルニア"● ジンファンデルの伝統銘醸地、パソ・ロブレス産とロダイ産が主体でこの価格は優秀です。

暗い色調のルビーカラー。

良く熟れた黒いベリー類に加え、ほのかなオールスパイスの香りにより魅力を増します。

グラスを回し口に含めば「黒系」をイメージさせるベリーやアメリカンチェリーにそれらを用いたコンポート、焦げ目をつけたブラウンシュガーのニュアンスも。

肉付きの良い味わいでありつつ酒肉は思いのほか滑らか。

骨格を構成するタンニンを感じつつ、程よい長さの余韻をお楽しみ頂けます。

【相性の好い料理】 グリルした豚のばら肉｜タイ風スパイシーチキンの春巻き ▼ サイクルズ・グラディエーター (Cycles Gladiator)「近代自転車の確立」は1879年だそうです。

意外や意外、もっと古い時代の発明と思っていました。

ちょうどその頃、19世紀後半に「自由」と「幸福」の概念が世界へと広まります。

サイクリングの流行は1895年にピークを迎え、同年、ファッショナブルな新しい乗り物(自転車)として「le bicyle velocipede」の有名なポスターが描かれました。

それがワインのラベルにも表される、スタイリッシュな「サイクルズ・グラディエーター」(サイクルの剣闘士)。

羽の生えた自転車の神話的なイメージは、カリフォルニア州セントラル・コースト地区の丘(つまりはハーンの拠点、モントレーを含む)にある畑の優雅さ、美しさ、ユニークさに重ね合わされます。

▼ ハーンが手掛けるお買い得版の極み いつの頃か「ハーン・ファミリー・ワインズ」と改称されましたが、カリフォルニアワインに精通する方々の間では、かつての呼び名「ハーン・エステイツ」の方がしっくりくるでしょうか？そんなハーンの傘下には幾つかのブランドがあります。

内一つがサイクルズ・グラディエーターであり、創設直後の2006年に日本へと初輸入されました。

ハーン・グループにとっては最大の取引国が日本。

サイクルズを含む複数のブランドが輸入されますが、現在に至るまで一貫して安易なコスト削減を受け入れず、「クオリティを落とさぬ価格の限界ライン」を求め続けています。

その象徴が「わずか10ドルでパーカー94点を実現させたワイン」 ※こちら＞＞ ● ハーン系の各種には⇒「600円」⇒「1700円」の差が設けられます。

(定価ベース)同一生産者であるだけに、それぞれの同一品種ワインを飲まれれば価格差に伴うグレードの違いが見え、ワイン選びの楽しみ方も広がります。

サイクルズと共にどうぞ。

(以下画像リンクより) ▼ ハーン・ファミリー vs 人気のコスパ,セバスチャーニ系は以下より。